無線機とアンテナをつなぐケーブル・・・コレがなかなか大切です。
種類が沢山有りすぎて分からないと言う方に、アマチュアに一般的に使われているケーブルをご紹介します。
アマチュア無線には、D型とよばれる特性インピーダンス50Ωの物がよく使われます。テレビなどにはC型と呼ばれる75Ωが多いですね。75Ωのケーブルも使えないことはないですが・・・50Ωの方がより適していると言われています。
●2Vケーブル・・・心線を覆う絶縁体が、ポリエチレン製。外部導体が銅線の網状の線 で覆われています。一番使われています。
●FBケーブル・・・心線を覆う絶縁体が、発泡ポリエチレン。外部導体がアルミ箔で包まれています。2Vケーブルよりも低損失で、高い周波数や長い距離を引き回す時に、より減衰が少なくすみます。 中のアルミ箔が破れ易く発泡絶縁体も潰れやすいので、折れ・曲げ・潰れに注意!!
●SFAケーブル・・・FBよりも超高品質な超低損失ケーブル。(価格も高っ・・・)外部導体が、銅箔&網線のダブルタッグで、柔軟性があり配線も容易です。しかし、折れ・曲げ・潰れには注意。
その他、アメリカ規格の「RG型」などもあり、日本のケーブルと微妙に太さが違ったりもします。
ケーブルの太さが太いほど、○D-2Vの○の数字が大きくなります。ケーブルと言えども10D/12Dだと相当な堅さに!! 凶器になりかねません!
ケーブルの種類による、電波の減衰を表にしてみました。(一番よくご使用頂いてるものを抜粋しました) ※数値の単位は dB(デシベル) です。
周波数が高くなればなるほど、減衰が大きくなるのがおわかりいただけます。長さに比例しますので・・・やはり周波数が高く、固定局などで数十メートル引き回すとなると・・・高品質ケーブルをオススメします。
車用の、引き込み部分のみが細いケーブル(MP-MLコネクター付)。固定局向けの数十メートルのケーブル(両端M-Pコネクター付)。SWRメーターや測定器用の、短いケーブルetc・・・。
市販の物も多様にありますが!アキコミでは、ご要望・ご希望に合わせて各種ケーブルの制作もしております。ご希望のケーブル・長さ・取り付けるコネクターなど、メールにてお問い合せいただきますと、御見積致しますので。何をどうしたらいいか分からない方にも、ご相談にのりますよ!